半田滋さん講演会 軍事力に頼らない平和を訴える

11月3日、戦争をさせない茨城県1000人委員会主催の「半田滋さん講演会」が水戸市内で開催され、120人が参加しました。 

 主催者を代表して、県1000人委員会世話人の鈴木博久さん(茨城平和擁護県民会議代表)は、「今、ガザで虐殺が起きている。戦争に反対する運動を強めよう」と呼びかけました。

 続いて、「敵基地攻撃と日米一体化、防衛費倍増は国民負担に」と題して防衛ジャーナリストの半田滋さんの講演に移りました。

半田さんは、防衛費の対GNP比2%突入により、憲法上禁止されてきた兵器保有を進めていることについて、日本政府の「二度と戦争はしない」との誓いは空文化しつつあり、憲法9条は息の根を止められつつあると、憲法の危機を訴えました。その上で、台湾有事について、「戦場となるのは日本と台湾であり、米国や中国ではない」「敵基地攻撃能力を持ち、対米支援するのは自滅の道を選ぶのに等しい。平和は軍事力ではなく、命がけの外交によってはじめて実現する」と述べました。

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