百里基地での「夜間・早朝訓練」反対

 岸田政権による戦争する国づくりが進められている。

航空自衛隊百里基地では、10月16日(月)~10月19日(木)のうち2日間にF-2戦闘機×4機による夜間帯及び早朝帯の訓練が実施された。

夜間・早朝訓練は昨年10月に百里基地開設以来初めて実施されたもので、昨年は地元小美玉市の島田幸三市長が百里基地司令を市役所に呼び、「深夜や未明の訓練は周辺住民への影響が大きいため、訓練を控えることとともに、常態化させないように」申入れを行い、基地側も「午後10時から午前6時までの訓練は行わない」と回答した経過がある。

 百里基地反対連絡協議会(略称:百里連協、平和団体や社民党を含む8団体で構成)は、10月11日に茨城県と基地周辺の4市1町に「速やかに関係機関への夜間・早朝帯の訓練中止を求めること」を求めた。基地のある小美玉市への要請では、副市長が「今年の8月25日に、22時から6時前の訓練自粛」を基地側に求めていることを述べた。

 10月13日、百里連協は基地正門前の近くで、「夜間・早朝訓練の中止を求める集会」を開催し、約50人が参加した。集会では、百里基地司令宛ての申入書を手渡し、この中では「多くの周辺住民が眠りについている夜間・早朝の時間帯に訓練を計画し、爆音被害をまき散らすことは許されない。これ以上の周辺住民を犠牲にする夜間帯及び早朝帯の迷惑訓練は行ってはならない」と訓練中止を求めた。

各団体の訴えでは、社民党県連合の椎野隆副代表が訓練反対を訴え、共に闘う決意を述べた。集会の最後には「住民生活を破壊する夜間、早朝訓練反対」「戦争する国づくりをやめろ 」などのコールを行った。

 

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