憲法改悪を許さない
憲法記念日の5月3日、茨城平和擁護県民会議は、憲法意見広告を2紙(朝日・毎日新聞の茨城版)に掲載し、「世界に誇れる憲法9条を拡げよう! 東海第二原発は再稼働を許さずに廃炉へ!」を訴えました。
社民党県連合は、憲法記念日に毎年行っている街頭宣伝行動を実施し、自治体議員を先頭に平和憲法擁護を訴えました。通行人には社民党と新社会党の「共同アピール」のチラシを配り、憲法改悪を許さず、「新しい戦前」にさせないためのアピールをしました。
「憲法施行77周年 憲法擁護市民のつどい」を開く 180人が参加
午後は、水戸市内で「憲法施行77周年 憲法擁護市民のつどい」が4団体主催(戦争させない県1000人委員会、県平和フォーラム、茨城平和擁護県民会議、憲法を生かす会茨城)で開催され、180人が参加しました。
写真 平和擁護県民会議 鈴木代表挨拶(左) 講演する清水雅彦さん(真ん中)
茨城平和擁護県民会議と茨城県平和フォーラムからの挨拶に続き、記念講演は日本体育大学教授の清水雅彦さんが行いました。
「現在の憲法をめぐる諸問題と私たちの運動課題」と題した講演では、政府が進めてきた安全保障政策について憲法から見た問題点を指摘し、「敵基地攻撃論も違憲だ」と話しました。
また、敵基地攻撃で防衛費増額を続ける自衛隊の現状と岸田政権の憲法改正の動きについて、「憲法9条と自衛隊の矛盾が拡大するから、9条を変え、日本が軍隊を持てるようにしている」と述べ、改憲の動きを批判しました。
当面する課題として、改憲をさせないためにも衆院一人区での立憲野党候補者一本化が不十分であり、共闘作りと政権交代を目指すことを訴えて講演を締めくくりました。
続いて、東海第二原発運転差止訴訟を闘っている大石光伸さん(原告団共同代表)が特別報告を行い、複合災害を想定しない避難計画では住民避難が出来ないことや東海第二原発の防潮堤工事で不良工事を行い、嘘とごまかしをした日本原電を非難し、再稼働させないためにも東京高裁での勝利に向けての支援を呼びかけました。
最後に、戦争させない茨城県1000人委員会 代表世話人の大高みよさんが閉会挨拶を行いました。